顔をケアする前に基本的な構造を知らないと効果は出せません。
今回は基本的な顔の構造についてお話をしていきます。
皮膚の構造
まずは皮膚についてお話をします。
皮膚は、表層から表皮・真皮・皮下組織からできており、真皮層は主に肌の弾力を担っています。
真皮層は、コラーゲン線維、エラスチン線維などで出来ています。
真皮層にあるコラーゲンは、弾力のある線維で、肌のハリや弾力を支えています。
一方、エラスチンは肌の弾力を与えるコラーゲン同士をつなぐ役割があります。
顔の筋肉
顔の筋肉は表情筋とも呼ばれます。顔の目や口、鼻などを動かす筋肉としての役割と、表情を作る役割があります。
顔には30種類以上の筋肉があり相互に作用し、人間の複雑な表情を作り出します。身体の筋肉は、骨と骨をつないでいますが、顔の筋肉は骨と皮膚につながっているため細かな表情を作り出すことができます。
顔の骨格
顔を作る骨は解剖学的には頭蓋骨(とうがいこつ)とよびます。
頭蓋骨は、15種23個の骨がパズルの様に組み合わさり互いに支えあって成り立ちます。
頭蓋骨の殆どは、縫合という柔軟性のある面で複雑に結合され呼吸の様な微細な動きをします。
頭蓋骨は、顔面をつくる顔面頭蓋と、脳を保護する脳頭蓋に分けられます。
顔のケアをする為には顔の基本的な構造を知ることが第一歩です。
これから様々なケアの方法をご紹介する上で必要な事なので覚えておいてくださいね。