絶え間なく働き続けている心臓。
心臓は昔に比べて「心臓の役割」や「仕事量」が増えて疲れています。
今、心臓の状態はどのように変化してきているのでしょうか。
時代の変化による心臓の負担
時代の変化により心臓は今、様々な負担を強いられています。
原因となることは以下のような事が考えられています。
- 一汁一菜の頃と違って、食べる量が増えた。
- フルーツが贅沢だった頃と違って、甘いものを食べる、飲む機会が増えた。
- 食の欧米化によって、お魚からお肉など油もの食べることが多くなった。
- 早寝早起きではなく、テレビやスマホ作業で、目を休めない。
- 眠る時間が遅い。
時代の変化により変化した体型
昔に比べ生活様式や、生活環境が変化したことにより姿勢や体型が変化してきました。
特徴的な姿勢の特徴は以下の通りです。
- ストレートネック
- 骨細、細身の体型、
- しなりのない背骨
- 小顔が増えている
- 顎下骨異常
このような姿勢をとる人がとても多くなっており、このような姿勢は子供も取ってしまっています。
この姿勢をとり続けることにより、体の様々な部分に負担をかけることにより、肩こりや腰痛を生じたり、また心臓に負担をかけてしまいます。
疲れた心臓で起こってること
実際、疲れた心臓とはどのような状態を指すのでしょうか。
体の中で起こっている状態とは。
上記の写真のような流れで、心臓は疲労を感じています。
猫背などにより、姿勢が悪化します。
そうすることで、猫背になると姿勢は巻き肩になり胸の筋肉は広がることをしなくなり、固まってしまいます。
胸の筋肉が硬くなると、胸郭(肋骨で構成さえている空洞)は狭いままとなり、心臓は拡張できず、小さな箱に閉じ込められたような窮屈な状態になります。
そうなることで、全身からの血液回収量が悪くなり、回収量が悪くなることで十分な血液を全身へ送ることができず、結果心臓が疲れてしまいます。
胸周囲の筋肉の硬さが心臓を苦しめている
心臓は拡張、収縮を繰り返し、全身へ栄養や酸素を供給するポンプの役割を果たしています。
心筋は拡張し全身から血液を回収し、収縮することで全身へ血液を送っています。
そのような動きをする心臓は硬い骨だけではなく動きやすいよう軟骨でも守られています。
胸の筋肉の広がりが悪いと心臓は拡張できず、小さな箱に閉じ込められたように窮屈な状態となり、全身からの血液回収量が悪くなります。
血液の回収量が悪くなると、十分な血液を全身へ送ることができなくなります。
心臓に疲れが生じると徐々にエネルギー源であるATPというものが必要だけ作れなくなり、心臓から筋肉への血流が悪くなるため、胸周囲の筋肉の弾力も失われます。
心臓は胸周囲の筋肉の下に位置するので、心臓周囲の筋肉が硬くなると心臓は窮屈な状態となり、狭心症、心筋梗塞、不整脈などの原因にもなってしまいます。
そんな胸周囲の筋肉が硬くならないよう、胸周囲の筋肉をマッサージ、温める方法は、心臓の活動環境を整える心臓の楽にする一つの方法となります。